目黒駅徒歩2分の鍼灸マッサージ院
目黒のもみ家さん
〒141-0021 東京都品川区上大崎3-3-1 三陽ビル2F(目黒駅東口から徒歩2分)
東洋医学の基本は、人間と自然は一体であると捉える統一体観(とういつたいかん)と呼ばれる考え方があります。
統一体観では、人間、動物、植物、水などすべての物は統一体を構成する要素であり、お互いに関係しあっていると考えます。 統一体は不動ではなく、無数の要素はそれぞれが常に変化していきます。この変化は『陰と陽の移り変わり』という概念で説明されます。
陰と陽は流動的で片方が強くなったり弱くなったりしますが、常にそれぞれが同じくらいの強さの存在になる様に調整しあっています。 その陰と陽のバランスがとれていることが健康体であると考えます。 陰陽のどちらかの強弱があまりに強すぎバランスが崩れてると、全身に影響が及び外因が身体に入り込み、体調が悪くなります。それを正していくのが東洋医学の治療方針の一つです。
東洋医学では、病気になる過程を正気(せいき)と邪気(じゃき)の闘いと捉えます。
正気とは体内の機能を正常に保ち、病気になっても回復出来る能力のことです。健康な体は正気が充実していると考えられます。
病気をもたらすもの、からだに悪い影響を与えるものを邪気といいます。外からくる邪気は外邪といいます。正気がしっかりしていれば外邪襲われても跳ね返しますし、体内に侵入してと正気が押さえ込んでしますので、病気にはなりません。
しかし、陰陽のバランスの崩れなど、なんらかの理由で正気が弱くなっていると病気にかかりやすくなります。 正邪→邪気、東洋医学は弱っている正気に働きかけて、本来の強さを取り戻し、外邪に対抗できるように治療します。これを扶正(ふせい)と言います。
また、外邪を弱めて正気の働きを助けることを祛邪(きょじゃ)といいます。 東洋医学の治療方法である鍼灸や湯薬(漢方)は扶正をすることが多いのです。扶正とは人間の身体がもともと持っている抵抗力や自然治癒力を高める事だと考えます。
西洋医学は病気を取り除く・退治するのに大きく貢献し、東洋医学は体の中で起こるバランスの偏りを調整します。
正気を充実させるのに鍼、灸、漢方薬などの東洋医学的な治療が邪気を跳ね返し正気を充実させるお手伝いをします。 病院に行くほどでもないけど、何か体調がすぐれないという時は西洋医学ではなく東洋医学が助けになるかもしれません。 鍼灸マッサージで自然治癒力を高めましょう。